海のエコラベル MSC認証商品
2007.1.24地球/地域
スーパーで多くの海産物を手にしたとき、「これってどういう経路で販売されているんだろう?」とか、「産地名って本当に正しいのだろうか」って思うことってないでしょうか?
現実に世界の主要漁業資源のうち乱獲や枯渇となっている資源は2割を超えており、今後それを危惧するために管理が必要な資源が5割を超えているという。
その漁業資源を管理するために1999年に生まれた団体MCS(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)は、特定の条件を満たした海産物製品にロゴマークを標記し、消費者の目安にまたは、環境保全への支援の意識付けと、環境 保全に取り組んだ漁業を営んでいる漁業者への支援に取り組んでいる。
特定の条件とは、海の環境を保全しながら、天然海産物の持続的な利用を実現していること。
ごく自然なことであり、ごく当たり前のこと。これを意識していない漁業者が存在するからこそ、毎年2,000万トン以上のウミガメやイルカ、海鳥などが犠牲になっている。
2006年11月からこのMSC認証商品の販売を大手スーパーのイオンが開始した。私達にとってもとても身近な話であることは確かである。
最終的には消費者が選択することになるが、要はニーズがなければ乱獲された魚介類も供給されることはないということ。
身近なことのほんの少しの心遣いで、世の中が変わるのではという意識が大切なのではないでしょうか。