打ち水大作戦

 

梅雨も明けると、暑い夏が待っている。強く照りつける日差し。都市部はアスファルトの熱。高層ビルに囲まれた街は、自然の恩恵でもある「風」にさらされることなく、気温ばかりが高騰する。

 

そんななかこんな大作戦が行われようとしている。

 

「打ち水大作戦」

 

この大作戦、電力不足の心配と深刻化するヒートアイランド対策のひとつの試みとして2003年から行われており、今年で5年目。同じ日の同じ時間帯に、一斉に打ち水をして気温を下げようという社会実験が始まった。

 

打ち水といえば、江戸の風物詩として文化になっているけど、その文化も近年では薄れてきて、路地裏で水を撒く姿もほんと見られなくなった。昔の人は 暑さしのぎによく打ち水をしたようだ。実際に気象情報から打ち水エリアの気温が1度下がったとのこと。この輪が全国に広がれば暑い夏も、打ち水するだけで しのげる、エアコンの使用が抑えられ、地球温暖化にも繋がる。

 

「みんなでいっせいに打ち水して、地球の気温を2℃下げよう」

 

これが打ち水大作戦のテーマ。

 

ただ、してはいけないのは水道水を利用しての打ち水はNG。二次利用水を使うとのこと。これはゼッタイ守らないとね。

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