古書もいいな
2009.5.22ヒト
先日、経営に関する古書(昭和46年発行)を購入しました。
中小企業診断士の先輩経営コンサルタントの方に、故山城章氏(昭和の経営学者、元一橋大学名誉教授)のことを教えていただいたのがきっかけです。
そのコンサルタントの方の評価では、ドラッカー氏よりも山城氏のほうが上(先駆者)ということでしたので、そこまで言い切るのであれば買ってみようかなと思いネットで購入しました。
(とても神田の古書店で見つける自信はありませんでしたので)
ちょっと驚いたのが、古書といいつつも読んでみると逆に新鮮な感じです。
最近出版されている経営に関する書籍は、実用面重視であるため、確かにわかりやすい
のですが、手段やツールについての記述が多いため、わかった気になってしまう。
しかし、その古書「経営原論」は、教科書のような堅い文章ですが、原理原則を押さえていて
頭を整理するにはかえってちょうど良いように感じました。
また、流行りの手法なんかは出てこない分、経営とは何かからを再度勉強するにはいい本でした。
先人が研究したことが、今日の基礎になることで影響を与えて続けていることを実感しました。