ドラゴン・タトゥーの女
2012.2.21映画
“The Girl with the Dragon Tattoo” タイトルがイケてる。原作は3部作らしく、その1作目らしいのだが、劇場でこの映画のタイトルバックを観た時点でシリーズ化を望み、少しの確信もした。デヴィッド・フィンチャー監督は、確かILM出身で映像へのこだわりも、かなりだ。黒と光だけでイマジネーションを掻き立てるのは、凄いが、レッド・ツェッペリンの”Immigrant Song”がこちらの興奮を煽るようにアレンジされてバックに流れているのも、耳慣れた世代には嬉しかった。ミュージックビデオを多く出掛けた経験のある彼らしい、映像×音楽の毒のある感じだ。
ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン、それにケビン・スペイシーという豪華な顔ぶれの『セブン』があったからこの映画の監督なのか、その上をいくような、ストーリーの幹に『大罪』のようなものを感じながら引き込まれると、登場人物それぞれの人間の奥の部分が少しずつエグられていく。
”Immigrant Song”は、直ぐにダウンロードした。