思いのループ
2012.12.17スポーツ
何十年か生きていると、街が様変わりしていく様子を肌で感じます。
なぜ変わるのでしょうか。老朽化した、経済的な施策、様々な進歩や進化による利便性の追求やデザインの洗練さによる、など理由は様々です。
街が生まれ変わり活性化し、結果、循環していく、ということなのでしょうか。(自然な循環)
でも、変わらない場所もあります。
なぜ変わらないのでしょうか。修復によって永らえる、必要がない、変えたくない思いがある、などで、変わらないことのほうが、人の思いを強く感じます。
変わらない場所には懐かしさや安心感を感じますが、そういう所だからこそ、強いループが生まれるのでしょう。
場所の風景自体が、循環していくということよりも、そこにいる”人”がループしていきます。
(思いの循環)
子供の頃にいつも遊んでいた公園で、今度は自分の子供が飛び跳ね回っているということを想像していたこともありましたが、私が小さい頃、野球をしていた空き地には、もう建物が建ち様子がかわっていて、あの空き地だったら息子はどのあたりまで打球を飛ばすんだろう、などとふけったりもします。街や風景(環境)そして、時代が変わると人の生活にも変化がでてきますが、変わりたくない風景、光景がたくさんあります。
それらは、人の力で変えずに循環させていくことができることなのでしょう。
少年野球のコーチをしていると、この子供達にプロ野球選手になれる子がでてきたらいいな、夢を持ってほしいな、と思いつつ、いつかは此処(少年野球の指導者)に戻ってきてほしいな、という思いも生まれます。
人の思いが、ループできると嬉しい-
