「ジャイアントキリング」

「まっすぐ」というと、「前向きさ」とか「ひたむきさ」なんていうイメージが頭に浮かぶのですが、真っ先に浮かんだのは、2015年のラグビーワールドカップ、34-32で南アフリカに勝った日本代表の戦いぶりです。

南アフリカは世界ランキング3位の超強豪、最もフィジカル能力に優れ、最も経験値の高いチーム。日本は全て逆で、誰もが南アフリカの勝利を信じて疑いませんでした。
でも、エディー・ジョーンズHD率いる日本代表の選手達・スタッフは、4年間かけて準備してきたことを正確に遂行すれば、勝てると信じていました。

それを象徴する最も印象深いシーンが、終了間際にありました。
何度となくゴールに迫った試合終了間際、32-29、3点差で負けている状況で南アフリカの反則により日本がPGかスクラムを選択できるシーン。
引き分け狙いでPGを選択し、勝ち点を加算することをエディーHDも指示していたようですが、選手達はあくまでも勝ちにこだわりスクラムを選択。
見事にヘスケスの逆転サヨナラトライが生まれ、日本は34-32で南アフリカに勝ったのです。まさに、「ジャパン・ウェイ」が起こした「ジャイアントキリング」でした。

ラグビーのルールを詳しく知らなかった私でも、その選手達のひたむきさ、まっすぐさに感動し、号泣してしまいました。何回観ても泣ける、今までで一番感動したスポーツの試合でした。

エディー・ジョーンズHDは4年間、選手達にかなりのハードワークを課し、そしてそのハードワークに耐えられたのは日本人特有の「ひたむきさ」「勤勉さ」「我慢強さ」があったからだと言います。

2018年、私もまっすぐ、ひたむきにハードワークをして、私にしかできない仕事ができるよう頑張らなければ、と思います。
そして、いつか自分の人生において「ジャイアントキリング」を起こせる日が来ると良いな、と思う今日この頃です。

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